カナダの首都オタワを旅した。滞在中にステーキハウスに立ち寄って、「敵」の力量を見ることにした。場所は “Prime 360″ と “The Keg”。数人で行き、Prime Rib と New York Strip を頼んだ。

出されたのは全てカナダ産牛。脂肪の比率は(黒毛)和牛に比べて極端に低い。New York Strip の方は、焼き方のせいか、若干パサ付きが感じられたが、Rib はジューシーで柔らかく、かつ肉のうま味が十分に出ていた。しかも、日本と違って量が半端じゃない。一番小さなレディース・メニューが約230gである。ウェイトレスさんによれば、男性用普通サイズが330g、大きめが450gである。特大で560gというものすらあった。

和牛の赤身を応援する身として、緊張が走るのを感じた。「旨い。」自分たちのテーブルはもとより、たまたま近くにいた日本人ビジネスマンらしき7−8名のグループからも舌鼓を打つ音が聞こえてきた。「霜降りは美味しいんだけど、たくさん食べられなくてね。」「熟成肉をお腹いっぱい食べたかったらやっぱりアメリカとかカナダだよな。」「日本の牛肉じゃ勝てないよ。」

値段は決して安くはない。1オーダーで40−45カナダドル。13%の消費税に15−20%のチップを加えれば、お肉だけで6000円というところか。ただし、日本でそれなりのレストランでフィレ肉を330g オーダーしたらどういう値段になるか想像してみれば、やはり満足度の点でカナダに軍配が上がりそうである。

世界には強豪が揃っているという厳然たる事実を改めて思い知らされた旅であった。

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