牛肉はダイエットの敵、それとも味方?
ずばり、牛肉はダイエットの強い味方です。「食べたい。でも食べたらやせられない。」ダイエットに取り組んだことのある方なら誰でもお分かりですよね、この気持ち。牛肉、特に赤身を強くお勧めする理由もここにあります。つまり、牛肉の赤身は、
- 食欲を抑える働きがある。したがって、無理なく間食を減らすことができる。
という優れものなのです。平たく言えば、赤身は腹持ちが良い、ということ。甘いものの虜になってしまっている人も、是非牛肉赤身をお試しあれ!
牛肉を食べると太るという神話
牛肉にもいろいろあります。部位や脂肪の量によってカロリーは様々です。文部科学省のサイトに食品成分データベースがあります。そこで和牛肉と輸入牛肉のヒレでカロリーを見てみました。その結果、和牛肉ヒレは223カロリー、輸入牛肉の場合はなんと133カロリー(いずれも100g当たり)という結果が出ました。ちなみに、お米は同じく100gで168カロリーでした。つまり、例えば、サトウのごはん(200g)の場合、ご飯だけで336カロリーということになり、輸入牛肉のヒレ肉252gと同じです。また、食パンは100g当たり264カロリーです。
お食事にご飯だけを食べる人はいませんよね。でも牛ヒレ肉250gをメインにするのであれば、若干のお野菜さえあれば、特にご飯やパンがなくても大丈夫。それでいてお腹はきっちり満腹です。ちなみに、和牛バラ肉は100gで517カロリーです。ご注意あれ!
和牛よ、頑張れ
このサイトは、日本の畜産業の発展、強化を心から願って運営されています。ですが、少なくともこのページで記載した内容は、和牛にとって厳しい結果となっています。人々の健康志向はますます強くなっているように感じます。直接の関係はありませんが、マクドナルドが世界的に販売不振に陥る一方、例えば、ニューヨークでは健康志向に訴えるバーガー店、シェイクシャックに長蛇の列ができています。価格はシェイクシャックの方が遥かに高額であるにもかかわらず、です。
日本市場ではサシが入り易い黒毛和種の存在感が圧倒的です。ですが、健康志向の高まりとともに、赤身を見直す動きが少しずつ出てきています。消費者の意識の変化を生産者・販売者の方々も敏感に感じ取って、ますます美味しい和牛を提供し続けていただきたいと願っています。